そんな私の考えとは裏腹に、翌日から2日に1度くらいのペースでお見舞いに来るようになった。
会いに来てくれるのは嬉しいけれど、楓がどんな気持ちで来ているのかわからなかった。
私は楓を突き放したのに…。
「楓、無理して来なくていいんだよ」
学校もあるし、家のこともある。
きっと忙しいだろう。
楓は私をじっと見つめた後、口を開いた。
「てか、あいつはちゃんと見舞いに来てくれてんの?」
「あいつって?」
見当違いな回答に困惑する。
「あいつだよ、吉川」
「え、なんで駆琉くん?」
「はあ?」
楓がすっとんきょんな声を出したから私は記憶を手繰り寄せてみると、私の過去の発言に辿り着いた。
そうだ。私、駆琉くんと付き合うかもっていう設定にしてたんだった。
駆琉くんとのことがあったから、楓にそういう風に話していたことをすっかり忘れていた。



