傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕


「…はぁ…っ」

「落ち着いたか」


どのくらい、そうされていたのか
意識がぼーっとしていて
よくわからない。

「…み、なと…」

「過呼吸は収まったみたいだな」

なんで?

なんで、湊があたしのことを
追いかけてきて
こんなことまでするの…?


「もう、大丈夫、だから…

迷惑かけて、ごめん、なさい…」

そう言って教室に戻ろうとしたところ

手首をつかまれてしまう。