傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕


「そろそろ時間だし、戻るか」

時計は予鈴の3分前を指していた。

「う、うん」

「ひとつ、言っとくけど。
お前、無理してるのバレバレだから。

無理して笑ってるの見ると、
こっちも辛くなる。」

「…ごめん…」

この人は、どこまで知ってるのかな。

一之瀬…湊と、
こんな風に話すなんて、
今日はなんだか変な日だ。