「…」 小説を一冊持ってきたけど、 視線が気になって集中できない。 「ね、眠いの?」 「は?」 観念して話しかけてみれば 怪訝そうな顔をされる。 「いつも、寝てるから…」 「あー、俺学校来る前の 早朝バイトしてるから。」 「そう、なんだ」