傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕




「…え?」

朱理とのLINEには、
時期を見てあたしと別れるつもりだと、
書いてあった。

隼人が、
時期を見てあたしを振る、ということ。

あたしばかりが振り回される。

そんなの、ごめんだ。

あたしが、隼人を振ってあげるんだ。

予定よりも、早く。

「もう、無理だよ」

泣かないって決めてたのに、声が震える。

「…朱理のことを、好きな、
隼人とは、付き合えない」

「え…」