「なに?用ないなら一緒に帰ろ?」 息を大きく、吐きだす。 「もう、…一緒には帰れないよ」 自分でもびっくりするくらい低い声が出た。 「?どういうこと? 美桜、部活でもはじめるの?」 「ちがう。…隼人、」 あたしの大好きな人。 「別れ、よ」