傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕

「あたし
陸部のマネージャー
やるって決めててさ!
今日練習見に行ったんだけど、
隼人も陸部だったんだね!」

「あ…うん」

朱理も確かに部活だって言ってたけど、
まさか陸上部に入るなんて…

朱理が手にしていたのは、
隼人ももちろん持っている
うちの学校の名前入りの陸上部Tシャツだ。

「あっそうだ!

美桜、お皿とか洗うの任せちゃって
ごめんね??ひとりで大丈夫だった?」

あたしのもとへ駆け寄ってきてくれる。

そして心配そうな顔で覗き込まれる。

「平気。
そんなに多くなかったし…」