傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕

遠足が終わってHRを終えて解散された後、
あたしは
使ったフライパンたちを洗うために
調理室にいる。

遠足で使った道具は
あたしの家から持ってきたもの。



他の班の人たちは2,3人で
わいわいしながら洗っているけど、
あたしはひとりで
もくもくと洗っていく。

押し付けられたわけじゃないけど
少し、さみしい。

同じ班のみんなは部活があるからと、
手を合わせて謝ってくれた。

特に隼人は
本当に申し訳なさそうにしていたけど、
陸上の大会が控えているらしくて
どうしても部活に行かなければ
ならないとのことだった。

あたしは部活をやっていないから、
快く…引き受けた。

別に、食器洗うのくらい、
ひとりでも問題ないし…。