傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕



高校3年生のクラスは
隼人とも朱理とも唯とも離れて


あんまり話したことのない人しか
いなかった。


湊も、隣ではあるけれど
クラスは違う。


あれから、誰とも話しにくくて
ひとりで過ごしてきた。


まるで、昔に戻ったみたいだ。


「えー、このクラスの担任の宮原だ。よろしく。
じゃ、早速だけどクラス委員長とか色々決めなきゃいけないんだが……」


高校3年生ということで
割り振られる委員会は多少、少なくなってるけど
クラスの中の6割は何かしらの委員会やらなんやらに属することになる。


できればやりたく、ないんだけどな…