傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕

「隼人は…勘違い、してた。

あたしのことを、

好き、

だって…言ってたけど、でも…

隼人が、毎日、寂しい思いをしてた、
っていうのは

…その…

朱理とうまくいかなかったからで、
その原因の中に、あたしはいなくて…

だって…そう、だよね?

朱理ともしうまくいってれば、
あたしとヨリを戻そうなんて、
思わないわけで…

だから、あたしは…「もういい」

「もう、わかったよ」

湊が、優しい。

湊の手が、あたしの頭を撫でている。

まるで、子供をあやすみたいに。