「…はぁ」 扉を閉めて訪れる ひとりの空間。 「ため息つくと幸せ逃げるぞ」 「…っ!!?」 ひとりだと思ってたのに 教室の奥から、声がして 心臓が飛び出そうなくらい びっくりした… あんな酷いこと言ったのに、どうして 「あいつとのキスは認める。 でも、話を聞けよ」 「嫌。聞きたくない…っ!」 耳を塞ごうとした手を 湊の手によって 後ろの壁に固定されてしまった。