傷だらけのココロに、癒しの愛を。〔仮〕




「美桜、俺…」

隼人は思ったよりも近くにいて
至近距離で目が合ってしまう。

「い、や……」

隼人の手が頬に触れる。
隼人の、優しくて温かい手。

でも、この手で
あの子に触れたんでしょう…?

少し時間がたって、
状況があたしの頭の中で
整理された結果、だった。