「あ、この袖のところにさ、 みんなの名前刺繍しない?」 「えーっいいね!!なんか愛着湧く!」 「糸の色はみんなの イメージカラーにしよ!!」 「日野さんもオッケー?」 「うん、ローマ字でいいかな?」 「うん、そうだね!ローマ字!」 こんな感じでたまに 愛想笑いで会話に混ざる。 愛想笑いがしたいわけじゃないけど、 これがいつの間にか癖になっていて 一定以上距離が縮まらないと この仮面は外れないらしい。