鈍感な君はこの気持ちを知ったらどうするんだろう。

私達がバラバラに教室に入るのは、
涼くんには好きな人がいるから。
勘違いされないようにしたいって
初めて一緒に来た時に言われた。

それが去年の夏の出来事。
もうそんなのが続いて一年になる。
そして、
私が涼くんを好きになって一年がたった。

まだ、好き。

終わらせなきゃ、そう思っても
朝の時間を手放したくない。
時間にしたら10分くらいの短い時間。
だけど私には一番幸せな10分。

「ねぇ、志帆。」
「なーに?」

「告白、してみたら?」