鈍感な君はこの気持ちを知ったらどうするんだろう。

「じゃあ、またな」
「うん、またね」

私たちは教室の前で別れた。
同じ教室なのにね。
涼くんは前から、私は後ろから。
これもいつもの事なんだ。

「あんた達、まだおかしな事してるのね。」

私が教室に入ると、
本を閉まって私の方を向いたドアから一番近い席の彼女。

「そんなこと言わないでよ、栞那。」

彼女は私の親友でよき相談相手。

「まだ、好き?」
「…うん、好き。」