桜の花が咲く頃に。

「じゃ、後でねー!」

「うん。」

星奈と別れて遊びに行く準備をする。

1時半までまだ時間あるけどもう行こうかな。すぐそこだけど。

小さいときから遊んでた場所だから落ち着くんだよね。

東ヶ丘公園は木とか花とか緑がたくさんあるいいとこ。

1人でベンチに座ってみんなを待つ。

あ、星奈だ。反対側の入口から黒木くんと関口くんも来た。

時計を見ると1時半ちょうどだ。

「舞花、早いねー!」

「暇だったから。これからどうするの?」

みんなもベンチに座って話す。

星奈と黒木くんに挟まれてしまった。

なんで星奈は黒木くんの隣に行かないんだろ?

私がドキドキするだけじゃん。

「なー!俺バドミントン持ってきたからやんね?」

「やりたい!」

星奈が即答して星奈と関口くんがバドミントンを始めた。