モ『知らないの?野獣は心優しくて姫を守るんだよ?素敵だよ。』


あ、でも私美女じゃないね

とクスッと笑いながら話してくれた


それに。と彼女は続ける


モ『たっくんは王子さまなんだよ。』


嬉しかった。
俺はいつも見た目で判断されていた
この子は俺の中身を見てくれる。


ぎゅっと、でも壊れないように優しく彼女の小さい手を握りしめた