…そういえば、祐は今どうしているんだろう。 元気でやってるかな。 向こうの高校では珍しい顔だからさぞかし今の転校生くんのような扱いだったんだろうな。 祐に彼女ができてたらどうしよう… …でもあり得るよね。祐、かっこいいもんね…。 そんなことを思い巡らせていると、後ろから声が聞こえてきた。 それは紛れもなく私に向けられたもので。 その声は耳元に近づいてくる。そして、小さな声でこう言った。