「おかえり。」


笑顔で出迎えると、少し照れたような顔をした。


みんなが揃ったところで、同窓会的なものが始まった。


私と渓くんは、3ヶ月前のライブのことを全部話していった。


朝起きたら大雨だったこと、願い続けたら雨がやんだこと。


たくさんの人が来てくれたこと、歌い終わったら大きな虹がでていたこと…。


すべての思い出を思い返しながら話していたら夢中になってた。


みんな、「ほんと?」とか、「そんなことあるんだ〜」って口を揃えて言うけど、信じてもらわなくたっていい。


これは私と祐が繋がってる証だって、私は信じ続けるから。



その話が一通り終わったところで、次は柚美ちゃんの彼氏のグチが始まった。


「ほんと信じらんないよね?他にオンナ作ってたんだよ?ありえない」


終始柚美ちゃんはかの酔っ払いのテンションで。


今日は泊まっていってもらおうかと思うくらいすごかった。


「…アタシさ、晴樹は絶対離れていかないって思ってたんだよね。そんな考えが甘かったのかなぁ」


やけにテンションが高いと思ったら次はシクシクと泣き出して…。


ほんとに今日は大変だ。