三階の展望室の『誓いのフェンス』といわれる場所に行き、二人手をかざして南京錠をロックする。 「叶うといいね、このお願い」 「きっと叶うよ、ううん、絶対」 それからは小学校、中学校にいた時と同じように話した。 この2年間なんて忘れてしまうくらい、二人の調子はいつも通りだった。 こんな祐をみていると、持病があるなんて思えないほど元気に見えて。 祐が病気であること、今私がこうやって祐と会っていること、なにもかもすべてが嘘のように思えてしまう。