「どうしたの?龍聖……?」

「いや……別に」

まさか家に連れて来いなんて言うから。
すると壁から

『ちょっと、ちょっと聞いてよ~』

そう言いながら鈴木さんが入ってきた。

鈴木さんは、お寺に住みついている
おねぇ系の浮遊霊だ。

「どうしたんだ?慌てて」

父さんが理由を聞くと鈴木さんが

『最近この辺の地域で
幽霊狩りが発生しているらしいわよ~!!』

幽霊狩り!?

「それは、どういうことだ?」