「えっ?白虎門の番人だって!?」
「うん。本人か……そう言っていた。
千里眼で心が読めなかったし、何より強い霊力を感じた」
あの色素の薄い白銀の髪に白い肌。
生気を感じられないような人物だったが。
「ふーん。なるほどね。
俺からも感じられなかったし、花子ちゃんが
成仏したのもそのせいか」
「違うよ~涼子ちゃんは、納得して
成仏したの。
心愛とお兄ちゃんがさせたの!!」
心愛は、強く主張してくる。
名前……また間違えているけど。
「あぁ、そうだったね。
でも、良かったてはないか。
花子ちゃんは、また新しい生命として
生まれ変われる。次ぎは、幸せになれるだろう」
ニコッと笑顔で言ってくる父さん。
「……うん。」
心愛は、しゅんと落ち込んだ。



