「死んじゃダメだよ?」
「んじゃあ、ぎゅってして」
両手を広げてハグを求める統牙にあたしの心はもう射抜かれまくり。
可愛すぎませんか……?
本当に総長やってる人…?と疑いたくなる。
だけどね、明日になればきっと可愛いからカッコイイに変わっているんだよ。
明日は朔龍に新しい仲間が入ってくるんだってさ。
統牙もそれを楽しみにしているのが分かる。
もちろん、あたしも嬉しい。
だって、一人ぼっちだったり寂しい思いをしている子たちがくるわけだから、
朔龍に入ってその寂しさが少しでも和らぐならとても嬉しいことだと思うから。
こんな甘えん坊な統牙を誰も知らない。
知っているのは彼女であるあたしだけ。
そう思うと頬が緩むのを抑えられなくなる。
本当に統牙といるだけで幸せな気持ちになれる。
一年のあたしはこんな気持ちなんて知りもしなかったよ。
ずっと、暗闇の中で愛を探し求めていたんだ。



