俺が愛してやるよ。Ⅱ





そんなため息つくみたいに言わなくてもいいじゃんか。
褒めてるんだしさ…。



「ダメだった」


「もう二度と言わない」



もう一生統牙のことなんて褒めないもんね。
褒めてって言われても絶対褒めてやんないから。



「そんな事言われたら俺、舞い上がって転けちまう」


「え?」


「結実に言われるカッコイイは特別だから。
他のやつに言われても嬉しいけど、お前は別格だ」



褒めてやんない…なんて思ってたけどこんなこと聞いちゃうとたまに褒めてあげようって思っちゃうじゃん。


統牙は本当にズルい。
あたしの心をいつもかき乱すんだから。


こんな恥ずかしいことをサラッと言えてしまう人だからこそ、あたしはいつまでも胸を高鳴らせているんだろうな。



「だって…ほんとに統牙はカッコイイよ。
ほかの女の子に取られないかいつもヒヤヒヤするもん」



朔龍には女の子もいるから心配になる。
みんなはあたしが彼女だということを知っているけど心の中では好きだったりするかもしれない。


なんていったって統牙だもん。
仲間思いで強引で俺様だけど優しくて…モテるのも無理はない。