蓮華「さて!私はそろそろ帰ろうかな」



みんなで話していると蓮華がそう言った。

みんなって言っても、恭也くんと隼人くんは少し前に帰ったから4人だけだけど…


総埜「じゃあ俺も帰るわ」


え?総埜くんも帰っちゃうの?


咲夜「ついでに蓮華送れば?」


総埜「あぁ、そうする」



わぁ蓮華…顔赤い

もしかしなくても蓮華は総埜くんのこと…?

今度聞いてみようかな?

ていうか送るって…今何時なんだろう



時計をみると…


舞華「え!?19時!?」


みんなが来たのお昼前だったのに…

夜だから送るって言ってるんだ…

2人とも優しいんだなぁ


舞華「蓮華、送ってもらいなよ」


蓮華「う、うん…総ちゃんよろしくっ」


最初は言い直してたけどすっかり総ちゃん呼び。

もう総埜くんもつっこむのやめたみたい(笑)


総埜「んじゃ、いくぞ蓮華。舞華またな」


舞華「うんまたね!来てくれてありがとう!」


総埜「おう」


蓮華「じゃあね舞華!また明日ね!」


舞華「うん!蓮華も来てくれてありがとう!気をつけてね?」


蓮華「はぁーい!咲夜くんもまたね!」


総埜「じゃあな咲夜」


咲夜「おう」


ガラガラッ


2人は私たちに声をかけて帰っていった。


わぁ…


知らないうちに舞那姉ちゃんから連絡がきてる。


今日はもう来れないことになったんだって…



咲夜「舞那さんか?」


舞華「え?うん…もう今日は来れないんだって」


咲夜「そうか…」




なんでわかったんだろう…


…ていうか



舞華「咲夜くんは…時間大丈夫なの?」


咲夜「あぁ、暇だし」


舞華「そっか…ありがとう」


咲夜「…舞華はよくありがとうっていうよな」


舞華「え?そう?」


咲夜「…うん」


自分では気にしてなかったけど…


舞華「私が病気になってからも今まで通りで話してくれたり、気にしてくれるから嬉しくてよく言ってるんだと思う」


咲夜「そっか」


舞華「それにしてもさぁ…」


咲夜「ん?」


舞華「総埜くんと蓮華、仲良かったよね」


咲夜「ありゃ多分総埜が惚れてんじゃね?」


舞華「えぇ!?ほんと!?」


咲夜「多分だけどな?」


舞華「そっかぁ…蓮華と総埜くん…

総埜くんがもし蓮華に惚れてるならだけど

それ、両思いだろうなぁ」


咲夜「なんで?」


舞華「蓮華もそうっぽかったから」


咲夜「まじ?」


舞華「うん」



そっかぁ両思いかぁ

まだ気が早いけど…よかったね蓮華


舞華「今度じっっくり話聞かなきゃ…ふふふ」


咲夜「な、なんか怖いぞ舞華」


舞華「えぇうそ〜…はははっ」


咲夜「はははっ」



入院は嫌だけど…

いい友達ができてよかった。


雪銀のみんなともっと仲良くなりたいな。



舞華「咲夜くん、ありがとね!」


咲夜「?…おう!」