舞那「なんでみんな泣いてるの?」


舞華「あ…わたしの病気のこと話したらそれで…」


憂舞「話したんだ…そっか、みんな舞華のことこれからもよろしくね?」



「「「「はい!!」」」」


元気な返事…嬉しいなぁ…


でも


「舞華の兄姉って憂舞さんと舞那さん!?」

「え?知らなかったの?」

「私も知らなかったー!」

「みんな美形すぎて…たしかに似てる」



その会話が聞こえてきて私は少し笑ってしまった。


舞華「ふふっ」


憂舞「ん?どうした舞華」


舞華「なんでもない!」


蓮也「舞那、憂舞…そろそろ行くのか?」


舞那「あ、いたの蓮也」


蓮也「ひでぇな」


舞那「…うん、いくよ」


蓮也「そうか…」


蓮華「舞那ちゃん、私、一緒に行ったらだめかな」


舞那「もちろんいいよ!蓮也行く?」


蓮也「俺は後からいくよ」


舞那「りょーかいっ!」


憂舞「じゃあ蓮兄はあとで家に来てよ!」


蓮也「わかった」


舞那「よし、じゃあ帰るよ、舞華」


舞華「うん…みんな、今日はほんとにありがとう…またね」


「…またね!絶対お見舞いいくから!!」

「あとで写真持ってくぞ!」

「またね!!」


舞華「うん!…ばいばい…行こう、蓮華も」


蓮華「…うん」


私たちはみんなに手を振ると、

教室を出て家に帰る道へと歩いた。