私たちはトイレに寄った後に教室に戻った。



ガラッ


蓮華「せんせ、遅れてごめんなさい。」


舞華「ごめんなさい。」


先生「どうしたんだ?2人とも」


蓮華「ちょっと話が長引いちゃって…」


蓮華がそう言うと、先生は私たちの顔を見て
悟ったかのような顔をして、


先生「…咲良田のことか…」


と言った。


舞華「…はい。」


蓮華「舞華が全部話してくれてたんです」


先生「…そうか…立花。咲良田の支えになってやれよ。俺もできることはするからな。」


蓮華「もちろん!!」


先生「じゃあ、席についていいぞ」


舞華「先生。ありがとう!」


先生「おう。」


蓮華「よかったね、舞華。」


舞華「うん!」


______

_______

____


キーンコーンカーンコーン


蓮華「舞華…あと2時間だね」


舞華「…うん」


蓮華「あ。いいこと思いついたっ!」


舞華「え?」


蓮華「舞華、ちょっと行ってくる!」


舞華「…う、うん」


???


蓮華「せーんせーー!!!」


蓮華は先生のところへと走っていった。



なんだろう?


いいことって……気になる。


あとから蓮華に聞いてみよう。


そうして私は教室で蓮華を待ち、今日の入院のことを思い出して心をもやもやさせながら過ごした。