「……っ!」 私の言葉を受け取ると、先輩は急に顔を強ばらせた。 そんな先輩に構わず、私は続ける。 「ねぇ、ハル先輩。 先輩はなんで、バスケをしないんですか? さっきの話を聞いて、夏季大会で負けたことに対する責任感や後悔からやらないわけではないことは分かりました…。 でも、それならどうして、先輩はバスケ部に入らないんですか?」 「なんで、そんなこと…」 私は体育館で見た先輩の表情を思い出す。