するとその時、ハル先輩が私の方をチラリと見やる。 「……?」 お互いの目が合えば、先輩はフッと挑戦的な瞳で笑った。 ハル先輩……? 不思議に思っていると、先輩にボールが渡る。 そして、先輩はボールをつくと、そのまま中にドライブして行った。 え……あれって…! 私はその姿に目を見開く。