゙ガラッ゙


窓から入ってくる少し冷たくなった風が、冬が本格的に訪れていることを知らせる。


1つの病室のドアが、静かに開いた。


「久しぶり」


その声は、大好きな人の声。


最近部活が忙しくて中々会えていなかったから、私はとても嬉しく感じる。


そして、ゆっくりと目を開いた。