雅美と会うのは2週間ぶり。


文化祭の日にクラスで働く雅美を見てから、お互いに忙しくて会うことがなかった。


…私はまだ、雅美に自分の気持ちを伝えられないでいた。


「アオちゃんっ、今日の放課後一緒に遊びに行かない?
あたし、美味しいクレープ屋さんを見つけたの!」


楽しそうに話す雅美に、私は1つ呼吸をしてから口を開く。