始まりのラピスラズリ



急に発せられたその言葉に意味が分からないでいると、勇人はそのまま続けた。


「俺の知ってる悠久は、そんなに弱っちいやつじゃねーぞ!
お前は男だろ!!
だったら最後まで、気持ちをぶつけてこい!」


「気持ち…?」


そこまで言うと、勇人は笑顔で俺を見る。


「相手が自分のことをどう思っていても構わない。
例え相手が自分のことを嫌いでも、それが好きなやつなら、自分の思ってることを全部話せ!
うだうだ考えるのは自分の気持ちを全部ぶつけてからでいい!」