「愛生、よく似合ってるよ!可愛い!」


「ありがとっ、舞子も凄い似合ってる!」


舞子はえんじの矢羽根模様の着物に、黒の袴。
長い茶髪は緩くお団子で結ってあった。


「こんな格好めったに出来ないからいい思い出だねー」


「そうね。うちの文化祭は2年に1度だし、次にこーゆーことが出来るのは私達が3年生になった時ね」