──────── 「今日は一緒に選んでくれてありがとうございました!」 日も落ちてきた頃、買い物を終えた私達に、雅美は一礼をした。 「こっちも楽しかったし、誘ってくれてありがとな!」 「そうそう。ありがとね」 勇人先輩と舞子が笑顔で返す。 その時、ケータイの着信音が1つ鳴った。