前を向けば、そこでは雅美と舞子が楽しそうに話していた。 「んー、これとかどぉ? 雅美ちゃんに似合うと思うんだけど」 「うさぎさんだぁ、可愛い〜!」 「はい、つけてみて。 …うん、やっぱり似合うね!」 「うふふっ、嬉しーい」 私はその光景になごみながらも、複雑な思いが湧いてくる。