始まりのラピスラズリ



「実は、アオちゃんの家と同じ方向なの!」


「え、そうなんだ?」


「でも半分くらいの所で別の道になっちゃうんだけどね」


エヘヘと笑う雅美に、私は心が癒される。


「もー、雅美は可愛いなぁ…」


「わっ…!」


思わず雅美に抱きつくと、雅美も驚いた後に嬉しそうに返してきた。


「ふふっ、アオちゃんの抱きつく癖、変わってないねぇ〜」