始まりのラピスラズリ



「お前らっ、仲良すぎかよ!」


「あははっ、もぉ付き合っちゃえばいーのに!」


「「うるさい!!」」


「「あははっ!!」」


2人の言葉と笑い声に、ハル先輩とぴったりに
つっこめば、今度こそ耐えられないというように2人は笑い出した。


「もぉー……」


下がらない熱を恨めしく思いながら反対を向くと、雅美が驚いた顔でこっちを見ていた。