私が赤くなったまま前を向くと、ハル先輩と目が合う。


「「あ……」」


思わず声を出すと、ハル先輩も、私につられて顔を少し赤くした。


は、恥ずかしい…!!


私が顔を手で覆うと、隣で私達を見ていた勇人先輩と舞子がニヤニヤとした顔を向けてくる。


「なんだよー、2人して顔赤くしちゃってさ」


「ラブラブだねぇー」


「「う、うるさい!!」」


息ぴったりに言った私とハル先輩に、2人は大きく笑い出す。