「アオちゃんと話すの久しぶりだねぇ!」 私の横に来た雅美はそう言うと、視線を前に向ける。 私も前を向くと、先輩達が不思議そうな顔をしていた。 「あ、えっと、この子は岬本雅美。 私の同級生で、前に住んでいた所の友達です」 私がそう言えば、勇人先輩が笑顔で雅美の方を見る。 「俺は岩崎勇人、2年。よろしくな」 勇人先輩はそう言うと、ハル先輩を肘でつつく。