相変わらずの2人に私と舞子が笑っていると、
近くに知っている姿を見かけた。


「あ、雅美!」


「え…、アオちゃん!」


雅美は私に気づくと、私の方に駆け寄ってくる。


雅美は食堂で話したあの日以来、文化祭の準備で忙しそうにしていて中々話せる機会がなかった。


あ、ハル先輩と勇人先輩がいるけど、雅美は
大丈夫かな…。


あの日の雅美の様子と先輩のことを話そうとしていたのを思い出して、私は少し心配になる。