このまま話しも出来ないのは駄目だろ…。 そんなことを考えていると、俺の様子に気づいたばあちゃんが声をかけてくる。 「何ため息なんかついてんのさ」 「別に……」 「ほら、これ見て少しは元気出しな」 「何それ…」 ばあちゃんがテーブルに広げていたのは、俺の小さい頃のアルバムのようだった。 「え………?」 そこに挟まれた多くの写真の中に、俺は目を見張った。