渋い顔をした先輩に、私は慌てて続ける。


「あ、でも、私のは軽い方なんで!
吸入薬があればすぐに落ち着くし、心配することないですよ」


私がそう言うと、先輩は疑いの目を向けてきた。


「本当に…?」


゙ドキン゙


この高鳴りはきっと、私がまだハル先輩に言ってないことがあるから…。