「……はっ!」 そしてやっと息を吹き返すと、 次にやってきた恥ずかしさに、私の顔は途端に沸騰したお湯みたいに熱を持った。 「…は、ハル先輩!? なっ、なんなんですか今のは!? 今、わ、私にっ…!!」 「あ、花火、始まりそうだぞ」 顔を前に向けたまま、涼しそうな顔でそんなことを言う先輩。