君との距離5cm





その日の夜


「じゃあ伊織と仲良くなったんだ」

「うん!あおのおかげだよ、ありがとう」


晩御飯を食べた後リビングのソファで1日の出来事を話す。

あおの家に通うようになってからはこれが日課。



「校外学習の班は伊織と長谷川と結城だっけ?」

「あ、うん。長谷川くん凄く良い人そうだし上手くいきそうだよ」

「結城は?」


結城くん……



「あんまり、上手くいかないかな…?
でも、結城くんの事もっと知りたいの」

「………」

「こう思える様になれたのもあおのおかげだよ。ありがとう…」

「………」

「…?あお、??」



あおからの返事がなく、
不思議に思って下がっていた顔をあげる。



「あお?」

「…すきなの?」

「すき?誰の事が?」

「…だから!結城の事すきなの?って」