高校は隣の県を受験した。
生まれ育った家
生まれ育った町
全てを捨てて、私は新しい町へと来た。
新しい家は家賃が安かったボロボロアパート。
それでも眠る事は出来なくて。
そんなある日私はネットで添い寝フレンド通称ソフレの存在を知った。
添い寝フレンドとは添い寝をする関係の友達の事。
sexもキスもしない、ただ隣で添い寝をするだけの関係。
1人の恐怖と不安と寂しさ
添い寝フレンドなら和らげると思った。
その日から私は毎日違う人と夜を過ごす様になった。
一緒に寝る様になってから少しだけ不安と寂しさかも和らいだ。
隣で気持ちよさそうに眠るソフレを
心の中では嘲笑い、少しでも気持ちを立てる様にした。
そうしないと自分が自分で無くなってしまいそうで怖かったから。
私はそんな事を高校2年生の今も続けている。
