でも、
お母さんから発さられた言葉は私の胸をえぐりとってしまうような、
残酷な言葉だった
「…違うんだ!日和が俺を!!」
お母さんを前に少し焦ってるお父さん。
全ては私のせいとでも言うかの様に弁解をする。
「お母さん、助けて……」
「…どーせ」
「どーせ日和が色目使ったんでしょ!!」
「おか……あさん?」
「実の父親に色目使って誘惑するなんて!!
気持ち悪い!!
あんたなんて娘じゃないわ!!」
中学1年の夏
私の見ていた世界が無くなった。
その日からは地獄だった
お母さんからの虐待
お父さんからの暴行
そしてとうとう、学校側に虐待があると疑われて、
ある日突然警察が私の家へと来た。
