幸人さんのマンションは、黒をベースにシックな感じの部屋だった。 けど、そんな部屋を観察する余裕もなく、リビングに入るや否や、幸人さんからの甘いキスが降り注ぐ。 「んっ……幸人さん。」 「花音。愛してる。」 そこからは、もうほとんど夢心地のような… 幸人さんの甘い言葉に酔いしれ、気づけば夜が明けた頃だった。