ボーイは一礼して部屋を出て行く。 「さっ、花音ちゃん乾杯しよう!」 俺はシャンパンを手慣れた手つきでグラスに注ぐ。 「じゃあ、俺の誕生日に乾杯。」 「乾杯、おめでとうございます!」 グラスに注いだシャンパンをグッと飲む。 「うまい。」「おいしい!」 パチっ 目が合う。 「「ハハハハハッ」」 言葉がかぶった俺たちは思わず笑う。