「タマダ。」 その後ろ姿を呼び止めた。 「なんだ?」 「・・・・言いたかったことはそれだけか?」 「・・・・・あ!そうだそうだ。 友人代表のスピーチ。ショウやってくれよ。」 「・・フッ・・おお。任せとけ。」 「ありがとう。じゃあまた。」 少ししてから俺もすぐに席を立つ。 このテーブルを母さんが見たら怒るだろうな。 ココアもトーストも半分以上残して店を出る。