キーンコーン カーンコーン

「ばいばぁーい♪」
「また明日ね」

また明日…か。
ったくやっと終わった!!先こうも話なげぇんだよなぁ。まぢ嫌になるわぁ…

はぁぁ~。にしても…空青いな。一回でもいいから飛んでみてぇもんだな…。

「気持ちいいだろうな…。」

「おい!?何が気持ちいいんだよぉ!!何エロい事考えてんだよ(//▽//)」

「っつ…まぢビックリすんじゃねぇかよ!!いきなり話しかけるなっ!!
あと、エロい事なんて考えてねぇよ 」
「なんだよ素直じゃねぇな!!秋人は!
じゃあなにが気持ちいいんだぁ?」

「ただ空が青いから、飛んでみたら気持ちいいだろうなって思っただけだよ!!」
俺は…ただ空が飛びてぇだけなんだよ。あの広い大海原に…あの女の子と見た、キレイな青空に…。


ーー4年前
「キレイだねっ!!秋人」

「そうだね。優璃亜!!」

そうあれは…俺が2年生の時だ。

俺の親は仕事が忙しいせいか、俺を近所の学童に預けていた。

そこの学童は…小学校3年生まで預けられるという所だった。俺はそこで、ある子に出会った…。

俺より1つ年下の女の子。俺はその子とすごく仲がよかった…。

「秋人!!今日も空が青いよ。しかも眩しい!!でもうち、好きなんだぁ。
眩しいけど、キラキラしてて…すんごく好き♪♪」

「へぇ~!!そうなんだ。俺も青空好きだよ!雲1つなくてさぁ
よしっ!!外行って遊ぼーぜ!」

「うん♪」

そう…いつもこうやって遊んでた。でも早く時間は過ぎて、俺はそこを卒業した…
そして、その子ともそれ以来会わなくなった…。
でも最後に交わした約束を俺はまだ覚えている。

「ねぇ!!秋人が卒業するのは悲しいけど…1つだけ約束してほしいことがあるんだ♪」

「なに?」

「えっと…今度会った時は、この青空を一緒に飛ぼう!!」

「それはできるか分かんないけど、約束する。じゃあな!」

「うん!またね。約束だよぉ  」


そう…青空を一緒に飛ぶという約束をしたんだ。